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12月16日-04号

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  1. 糸満市議会 2009-12-16
    12月16日-04号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    平成21年第9回糸満市議会定例会会議録平成21年12月16日出席議員 23人1番 玉 村   清 君   2番 比 嘉   譲 君3番 上 原 正 次 君   4番 大 城 明 弘 君5番 徳 元 敏 之 君   6番 前 原   晃 君7番 長 嶺 一 男 君   8番 大 田   守 君9番 山 城   勉 君   10番 徳 里 勇 夫 君11番 伊 敷 幸 昌 君   12番 賀 数 武 治 君13番 玉 城 安 男 君   14番 新 垣   新 君15番 奥 村 幸 巳 君   17番 玉 城 和 信 君18番 伊 敷 郁 子 君   19番 長 嶺   實 君20番 喜 納 正 治 君   21番 玉 城 朗 永 君22番 新 垣 安 彦 君   23番 砂 川 金次郎 君24番 上 原   勲 君欠席議員 1人16番 浦 崎   暁 君 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。    市   長   上 原 裕 常 君     副 市 長   杉 浦 友 平 君    教 育 長   上 原   武 君     総務部長    城 島   栄 君    企画開発部長  花 城 宗 順 君     市民部長    金 城 義 朗 君    福祉保健部長  金 城 秀 佳 君     経済観光部長  山 城 茂 範 君    建設部長    国 吉 真 光 君     水道部長    金 城 秀 輝 君                          教育委員会    消 防 長   金 城 誠 栄 君     総務部長    大 城 英 孝 君    教育委員会    指導部長    玉 城 善 哲 君本日の議事日程 日程第1 一般質問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時03分) ○議長(上原勲君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(上原勲君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆3番(上原正次君) 皆様おはようございます。本日、1番での一般質問をすることになりました。その前に一言ごあいさつを申し上げたいと思います。先月行われました糸満市議会議員選挙におきまして、多くの市民の皆様の御支持、御支援を受け、初当選させていただきました。この場をかりまして市民の皆様にお礼を申し上げたいと思います。まことにありがとうございました。責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いであります。1年生議員ではありますが、市民の声を市政に届け、住みよいまち糸満をモットーに4年間という日々を大事に過ごしていきたいと思います。議員の皆様、議会事務局、市当局の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。それでは、これより一般質問を行います。 件名1、妊婦健診について。県立南部医療センターこども医療センターは平成18年に開院し、さまざまなハイリスクの妊婦さんを扱ってきているそうです。しかしその中に、妊娠しても全く医療機関で受診をせず母子手帳の交付も受けないまま、公費で受けることのできる妊婦健診も受けずに陣痛が始まってから救急車を呼んだり、間に合わずに自宅や車内で分娩したり、医療センターの救急外来で飛び込み出産をするという妊婦さんが、開院以来29名の方がいるとのことです。その中で糸満市の方が4名おり、うち1名の方が2回も飛び込み出産を繰り返しているとのことです。妊婦健診を受けないと早産して未熟児で生まれる率も高く、緊急の帝王切開率も高くなり、母子にとってリスクが増すだけでなく医療費もかかります。このような未受診、飛び込み出産をする妊婦さんは経済的に苦しく、病院での受診をためらっていたとのことです。健診の公費負担回数は14回になり、10月1日から出産育児一時金制度の支払いが変わったと聞いております。所定の手続を行えば出産育児一時金39万円と、産科医療補償制度3万円の計42万円から、退院時に差額分だけ支払うこともできると聞いております。また経済的に苦しい人は助産制度というものもあります。そこで伺います。 小項目1、糸満市の妊婦健診の公費負担回数は平成18年度から平成20年度までどのようになっていますか。 小項目2、出産育児一時金の制度が10月1日から支払い方法が変わっております。市民への周知はどのように行っていますか。 小項目3、糸満市のホームページでは他の市町村のホームページに比べ母子手帳の発行や妊婦健診の内容、助産制度についての説明がほとんどありません。ホームページへ掲載することは考えていますか。 以上、答弁を求めまして、演壇よりの質問を終わります。 訂正いたします。小項目1、糸満市の妊婦健診の公費負担回数は平成18年度から、先ほど平成20年度と申しました。訂正して、平成21年度までどのようになっていますかです。 ◎市長(上原裕常君) 上原正次議員の件名1、妊婦健診について。小項目1、糸満市の妊婦健診の公費負担回数、平成18年度から平成21年度までの間についてお答えをいたします。 妊婦健診については、出産年齢の上昇等により、健康管理がより重要となる妊婦が増加傾向にあるとともに、経済的な理由等で健康診査を受診しない妊婦が見られることから、母体や胎児の健康の確保を図るため、平成18年度及び19年度は年間2回でありましたが、平成20年度は5回、平成21年度は14回となっております。 そのほかの質問につきましては、担当部長のほうから答弁させていただきます。 ◎福祉保健部長(金城秀佳君) 上原正次議員一般質問、件名1、妊婦健診でございます。小項目2、制度の市民への周知についてでございます。 この制度は、本市の9月議会の議決を経て、11月号の広報紙に詳しく掲載しているところであります。また母子健康手帳の交付のときにも妊婦さんに周知をしているところであります。さらには沖縄県国保連合会でも11月の国保事業安定化推進運動月間において、テレビ等広報宣伝をしたところであります。必要であれば再度広報紙への掲載を考えております。 続きまして小項目3のホームページへの掲載についてお答えいたします。インターネットの普及が進む中、各課の業務の周知については、市の広報紙だけでなく、ホームページの果たす役割は大変重要だと認識しております。正次議員の御指摘のとおり、他市町村に比べ内容が不足しておりました。今後は市民がわかりやすい内容で充実した説明に書きかえることを早急に実施いたします。 ◆3番(上原正次君) 件名1、妊婦健診について、私の考え、要望を申し上げまして一般質問を終わりたいと思います。 最初に小項目1についてでありますが、なぜ平成18年度から平成21年度までの公費負担での妊婦健診数を聞いたかと申しますと、やはり公費負担による妊婦健診の回数を多くすることによって、妊婦さんが経済的な不安もなくなり、安心して医療機関での健診、出産ができることと思います。今後、糸満市からそのような妊婦さんが出ないことを望んでいます。糸満市は国、県と一体となり、市民の福祉、医療への要望にこたえていただくことを望みます。 次に小項目2についてでありますが、経済的な理由で妊婦さんの体調の不安や負担が生じないように、新しい制度ができたことは大変よかったと思っております。ぜひいろいろな広報により市民への周知徹底をお願いします。 最後に小項目3についてでありますが、やはり他の市町村ではホームページでの情報提供を行っており、私たち糸満市の妊婦さんや医療機関の方々も情報提供を望んでいると思います。ぜひ糸満市も早目の情報掲載を強くお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ◆17番(玉城和信君) 一般質問を行います。私は9月議会において、鳩山内閣が発足した翌日、この議場で一番最初に発言をいたしたのであります。また今議会においても鳩山内閣が3カ月を過ぎたこの節目の日に発言をすることは何か大きく動く予感がいたすものであります。さて私ども地方自治体、そしてこの糸満市においても、日本の国の政治が変わる、当然本市も変わらなくてはなりません。変わらなければ行政が立ち行かなくなるのであります。そのことについて市長を始め、全職員、そして私ども議員も変わらなくてはならないと私は思っているのであります。そのような中において、中国の次の国家主席と目されている習近平氏の天皇に対する面会の件で、宮内庁のあの羽毛田長官でございます。我が民主党の小沢幹事長に対して、天皇を政治利用していると述べ批判をいたしました。皇室においては30日ルールがあります。それを破ったとのことであります。それに対して小沢幹事長は、憲法、そして法律を知らない、だれが決めたのかとのことであります。それは宮内庁が決めた、いわゆる宮内庁の内規であって、官僚が自分たちの都合のいいようにつくったルールであります。しかしこれまで自民党の閣僚は官僚の言いなりになり、何も言えなかったのであります。そこで民主党に143年ぶりに国の形が変わる、このような時期にあるにもかかわらずこの発言でありました。日本は憲法、法律、それ以上に官僚がつくった各省の省令、通達などが法律と同じ、それ以上の力があります。そのような官僚支配を根本的に変えることができるのが今の小沢由紀夫でございます。失礼いたしました。鳩山由紀夫でございます。私は、この演壇で国政のこと、県政のこと、私なりの所見を述べる時間が欲しいのであります。しかしそうしますと、市長を始め、当局の方々の答弁の時間が少なくなるのではないかと心配をいたすので、あと1点だけ述べて質問をいたしたいと思います。 御承知のとおり、国政は普天間問題一色でございます。きょうの新聞においても辺野古以外で模索ということで載っておりました。すばらしいことであります。昨日は我が民主党の伊敷郁子議員は、沖縄の民主党は県外、国外を主張しており、岡田外務大臣にも直接話をしたとの発言がありました。その伊敷郁子議員の発言が岡田外務大臣を動かし、そして鳩山総理大臣を動かしたのではないかと私は思っております。去る12月5日でございますけれども、私どもいわゆる衆議院4区の民主党の議員12名の皆さんと、マスコミの記者が30人ほど来ておりましたけれども、その方々の写真撮影が終わった後に、1時間以上にわたり、密室とは言いませんけれども、話し合いを持ったのがその内容でございました。さて、普天間問題は民主党はマニフェストには書いておりません。しかし選挙の際、大きな声で辺野古反対を訴えて、沖縄4区すべてで勝利をいたしたわけであります。しかし国政を担当することは2006年の日米合意があり、そのロードマップによって進められてきたわけでございますので、簡単には破棄することはできないのであります。それが外交であります。しかし政権が変わったわけであり、前政権のようにアメリカの言いなりではなく、対等な日米関係との考えでいいますと、当然変わっていかなければなりません。これで日米関係が悪くなると思っている方々がおりますけれども、このような悪くなるということは、新議員は先ほどから言っておりますけれども、アメリカが困るのであって日本が困るわけではありません。軍事的に言いますと、まず1点目、軍隊の費用は日本が持っております。そして思いやり予算も3,000億円程度あります。2点目でございます。それによって対ロシア、中国などににらみがきく。3点目、60年間独立国で外国の軍隊を置いているのは日本だけでございます。そのほか経済面においても日本の総貿易額の比率でいいますと、今はわずか13%でございます。中国が20%、アジア全体で50%であります。またアメリカの対外債務、借金をしている額も日本が一番多く、日本のお金なくしてはアメリカの経済も立ち行かなくなるのであります、それが現状でございます。そこで質問をいたします。 1件目、政局についてでございます。1点目、普天間移設について、市長の御見解をお聞かせいただきたいと思います。 2点目、事業仕分けについて。 3点目、国の第2次補正予算について。 4点目、国の平成22年度予算について。 5点目、自民党政権から民主党に変わったが糸満市におけるメリットデメリットはどのようなものがあるのか御見解をお伺いしたいと思います。 2件目でございます。民主党のマニフェストの件でございますけれども、去る9月議会におきまして、市長は不明な点があるので見解を控えさせていただきたいという御答弁がありましたけれども、今回はこの不明な点は何があるのかということを含めて、また御見解をお伺いしたいと思います。(1)子ども手当(年間31万2,000円)、出産支援。 (2)公立高校実質無償化及び私立高校にも相当額助成することについて。 (3)医療、介護の再生。医師不足の解消、新型インフルエンザ対策等介護労働者待遇改善について。 (4)農業の戸別所得補償について。 (5)暫定税率の廃止について。 (6)高速道路原則無料化について。 (7)雇用対策雇用保険の非正規労働者への拡大適用求職者支援等についてでございます。 3件目でございます。上原ヒロツネの約束「糸満市に元気と笑顔を」についてでございます。(1)元気についての達成率はどのようになっているのか。 (2)笑顔についての達成率はどのようになっているのか。 (3)笑顔について職員に対する指導はどのようにやっているのかお伺いをしたいと思います。 そして(4)でございますけれども、何を基準に笑顔というのか。私のような顔が笑顔というのかどうでしょうか、お伺いをしたいと思います。 そして(5)市長みずからどのような笑顔を実践しているのか、お伺いをしたいと思います。 4件目でございます。プロ野球キャンプについて。1点目、プロ野球キャンプアマチュアスポーツのメッカについてでございます。ア、経済効果について。イ、教育効果について。ウ、雨天練習場以外での整備費の比較について。 2点目、韓国球団ヒーローズ宮古キャンプについての見解をお伺いしたいと思います。 3点目、雨天練習場がなくてもキャンプをしたいという韓国の球団があると聞いておりますけれども、受け入れる考えがありますか、お伺いをしたいと思います。 5件目でございます。糸満南小学校学校建設についてお尋ねをいたします。(1)エコを意識した部分が見えないが、エコの時代にふさわしい学校建設の考えはないか。 (2)これまでの規模の考え方は現状での想定で行っていたが、将来を見据えた規模を要求する考えはないか。 (3)これからは高率補助がなくなると思うので、メンテナンスに金がかからないような建設をしていただきたい。そのためには、どのような方法があるのかお伺いをしたいと思います。 6件目、指定管理者の指定について。指定管理者の選定方法について、どのように行われたのかお伺いをしたいと思います。 7件目でございます。役所内の総合案内、電話等の取り次ぎについてであります。(1)現在1人になっているけれども、不十分である。増員する考えはないか。 (2)1人ふやすための経費は幾らかかるのか。 (3)市民から用事がある部署につなぐのに、時間がかかり過ぎとの苦情もあるが、聞いたことがありますか。 (4)時間がかかるため携帯料金の心配をするときもあるとの声もあります。聞いていますか。 (5)市民サービスは十分と考えているか。 8件目でございます。土地開発公社の運営についてでございます。(1)今年度の潮崎町の土地販売状況について、筆数と金額。 (2)桑田のコマーシャル等宣伝広告費は幾らか。その効果は。 (3)公社の運営コストは幾らか。 (4)費用対効果はどうか。 (5)経営は平成20年度、21年度と赤字になると思うがどの程度か、お伺いをしたいと思います。以上です。 ◎市長(上原裕常君) 玉城和信議員の件名1、政局について。小項目1、普天間移設についてお答えをいたします。 米軍普天間飛行場危険性除去のためには、一日も早い移設を目指すべきだと考えております。しかしながら政府の方針がまだ決まっておりませんので、鳩山総理大臣においてはしっかりしたリーダーシップを発揮していただき、早目に移設先を決定していただきたいと考えております。 それから件名2、民主党のマニフェストにつきまして。1点目、子ども手当(年間31万2,000円)、出産支援。2点目の公立高校実質無償化及び私立高校にも相当額助成することについて。3点目、医療、介護の再生。医師不足の解消、新型インフルエンザ対策等介護労働者待遇改善について。4点目、農業の戸別所得補償について。5点目、暫定税率の廃止。6点目、高速道路原則無料化について。7点目、雇用対策雇用保険の非正規労働者への拡大適用求職者支援等についてお答えをいたします。これらのマニフェストにつきましては、今、個別に検討されている過程にあり、まだ内容が具体的に決まっておりませんので、答弁については差し控えさせていただきたいと考えています。 その他の質問につきましては、教育長並び関係部長のほうから答弁させていただきます。 ◎教育長(上原武君) おはようございます。玉城和信議員の御質問、件名4、プロ野球キャンプについて。小項目1、プロ野球キャンプアマチュアスポーツのメッカについて。イの教育効果についてお答えします。 まずプロ野球キャンプ教育効果につきましては、プロ野球選手のトレーニングや試合を見ることによって、青少年に夢と希望を与え、目標意識を育てる大きな教育的影響があります。子供たちにとって、身近で一流選手を見ることにより、学ぶことの大切さ、あいさつ礼儀作法等の大切さ、こつこつと努力することの大切さ、さらには感謝の心を持つことの大切さを学ぶ教育効果があると考えています。一方、アマチュアスポーツのメッカにおける教育効果につきましては、本市では社会人や大学の野球部の合宿や実業団の陸上部の合宿等が行われてきております。アマチュアではありますが、技術的に高いレベルのチームやいろいろな競技の練習方法等を見ることにより、教育的な効果があるものと考えております。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 玉城和信議員の御質問、件名1、政局について。小項目2、事業仕分けについてお答えいたします。 事業仕分けは、国や地方自治体が行っている事業を予算項目ごとに必要かどうか、必要ならばどこがやるべきかを、担当職員と外部の評定者が議論して、最終的に不要、民間、国、都道府県、市町村などに仕分けしていく作業で、今回、国の事業についてもこの仕分け作業が実施されたことは、テレビや新聞等のマスコミでも報じられておりました。行政の事業を抽象論ではなく、国民の視点で洗い直すことによって、個々の事業の無駄にとどまらず、その事業の背後にある制度や国と地方の関係等、行財政の改革に結びつけていくことにおいては有効な手法であると考えております。 小項目5、自民党政権から民主党政権に変わったが、糸満市におけるメリットデメリットはどのようなものがあるかについてお答えします。メリットデメリットについては、今月14日に開催された地域主権戦略会議の方向性が決まっていないことや、平成22年度の地方財政対策及び予算編成が未確定なことから、具体的なメリットデメリットを論じる時期にないと考えております。 件名3、上原ヒロツネの約束「糸満市に元気と笑顔を」について。小項目1、元気の達成率と、小項目2、笑顔の達成率についてまとめてお答えいたします。元気とは生命力があることや気分が上向きである等の状態で、笑顔はうれしさや好意が表情としてあらわれることだとされております。私は元気と笑顔は表裏一体のものであると理解しております。したがって元気と笑顔を区別することなくお答えさせていただきます。「糸満市に元気と笑顔を」と掲げた市政を実現するものとして、八つの約束を表明いたしました。就任以来、約1年半の時間が経過した中で、元気と笑顔の達成率について数値であらわすのは難しい面がありますが、全体としては計画の着手と一部実施に及んだプロジェクトが多々あります。また一部には実施効果があらわれつつあるプロジェクトもあります。 小項目4、笑顔の基準についてお答えいたします。笑顔自体の基準を述べるのは非常に困難でありますが、市民の笑顔のもととなるのは、市民の暮らしの安定、健康な暮らしの確保、文化的環境の享受、市民の融和などであり、それが市民の元気となり笑顔として発現されるものと考えております。さて何を基準とするかについては、行政の長としての立場から公約の実現度や新たな市政の課題への対処実績ではないかと考えております。 小項目5、市長みずからの笑顔の実践についてお答えいたします。私は常々職員に元気で笑顔のまちづくりに邁進するように話しております。そして笑顔の接遇が市民サービスの基本であると述べております。この言葉は常に自分に向けており、努力しているつもりでございます。 件名8、土地開発公社の運営について。小項目1、今年度の潮崎町の土地販売状況について、筆数と金額についてお答えいたします。平成21年12月15日現在における住宅用地処分筆数が6筆、処分金額で8,411万8,000円、近隣商業用地処分筆数が6筆、処分金額が2億9,022万3,000円となっております。 小項目2、桑田のコマーシャル等宣伝広告費及びその効果についてお答えいたします。潮崎町土地分譲のための平成21年度予算での広告宣伝費は3,939万9,000円となっております。またその効果については、桑田氏をテレビ、ラジオコマーシャルに起用したことによって、土地分譲に関する問い合わせがふえ、糸満市潮崎タウン知名度アップにつながる等効果はあるものと考えております。 次に小項目3、公社の運営コストは幾らかについてお答えいたします。公社の運営コストは平成21年度予算で1億9,971万4,000円となっております。 次に小項目4、費用対効果はどうかについてお答えいたします。元プロ野球読売巨人軍の桑田真澄氏出演のテレビコマーシャルラジオCM、広告等での経費が平成20年度の3,088万円を含めて7,027万9,000円で、これに対し、桑田氏出演のコマーシャルが放映された昨年9月以降は住宅用地近隣商業用地あわせて処分筆数が15筆、金額にして4億1,489万8,000円の処分金額となっております。 次に小項目5、経営は平成20年度、21年度と赤字になると思うが、どの程度かについてお答えいたします。平成20年度は当期損失が7,360万9,000円でありました。平成21年度は3億3,424万7,000円の当期純利益を見込んでおります。 ◎総務部長(城島栄君) 玉城和信議員の御質問、件名2、政局について。小項目3、国の第2次補正予算についてお答えいたします。 現下の厳しい経済、雇用状況、直面する円高、デフレ状況を踏まえ、景気回復を確かなものにするために、政府は12月8日、「明日の安心と成長のための緊急経済対策」を閣議決定いたしました。雇用、環境、景気を3本柱に総額で約7.2兆円、事業規模で約24.4兆円で、今年度の第2次補正予算案に盛り込まれる予定であります。この経済対策には地方支援策として総額5,000億円の公共事業が盛り込まれておりますが、今後、予算や施策等の内容が具体化することで経済効果等が明らかになると考えております。 次に件名3、上原ヒロツネの約束「糸満市に元気と笑顔を」について。小項目3、笑顔について職員に対する指導はどのようにやっているかについてお答えいたします。市長は職員への年頭のあいさつや新年度あるいは仕事納めでの訓辞の中で、職員の意識改革を促し、常に上を目指すプロ集団として業務に取り組む姿勢の重要性を訴えています。そして市民に元気と笑顔をもたらす行政運営に努めるよう求めております。また市長は、部課長会や中堅職員研修、新採用職員研修で市長講話を行っており、その中で市民への対応等で親身に相手の立場に立って誠心誠意接することが市民サービスの基本であると述べております。人事課においては職員接遇マニュアルを作成し、グループウエアに掲載するとともに、各課へ周知を図っております。その中において市民はお客様であり、そのお客様を笑顔で迎え、笑顔で接することで、気持ちよく笑顔でお帰りいただくことを目標に掲げております。 次に件名7、役所内の総合案内、電話等の取り次ぎについて。小項目1から小項目5まで順次お答えいたします。小項目1、増員する考えはないかということでありますが、総合案内、電話等の取り次ぎについては、平成18年度まで臨時職員2人体制で業務を行ってきましたが、本市の厳しい財政事情等により、平成19年度から臨時職員1人体制で業務を行っているところであります。減員された業務の対応としましては、代表番号のほかに各課への直通番号を設けるとともに、代表番号へかけて総合窓口が話し中、またはお客様の対応中の場合は、各課へ均等にローテーションして着信するなど、できるだけ市民に不便を与えないよう外線の対応について職員へ周知しているところであります。御質問の増員する考えはとのことでありますが、厳しい本市の財政状況から現時点では考えてはおりません。 小項目2、1人ふやすための経費はとのことでありますけれども、臨時職員で対応した場合は約160万円となっております。 小項目3、市民から時間がかかり過ぎるとの苦情を聞いているかとのことでありますが、システムを変更した当初においては、総合案内が他の業務中は外線からの電話が輪番で各課へ着信するため、要件を聞き、担当課へ取り次ぐ時間が長いとの苦情が何件か寄せられておりました。 小項目4、時間がかかるため携帯料金の心配をする声もあるが、聞いているかとのことでありますが、当初のうちは取り次ぎ等に時間がかかったことで御迷惑をおかけしたこともありますが、料金のことについての苦情は聞いたことはございません。 小項目5、市民サービスは十分と考えているかとのことでありますが、総合案内が2人から1人になったことにより、電話対応に関することで、以前より不便をこうむっていることもあり、十分であるとは思っておりませんが、職員、嘱託員、臨時職員へ電話対応の重要性を再認識させるとともに、接遇研修等を強化して市民サービスの向上に努めてまいりたいと思います。 失礼いたしました。答弁漏れがありますので、再度答弁させていただきます。件名2、政局についての小項目4、国の平成22年度予算についてお答えいたします。国においては、現下の厳しい経済情勢の中、現行の概算要求基準を廃止し新規施策を実現するため、すべての予算を組み替え、新たな財源を生み出すこととしています。また既存予算についてゼロベースで厳しく見直し、要求段階から積極的な減額を行うこととしていることからも、今後も国の動向を注視する必要があります。 大変失礼いたしました。訂正したいと思います。先ほど件名2、政局についてと申し上げましたけれども、件名1、政局についてと訂正させていただきます。 ◎経済観光部長(山城茂範君) 玉城和信議員の御質問、件名4、プロ野球キャンプについて。小項目1、プロ野球キャンプアマチュアスポーツのメッカについてお答えいたします。 プロ野球キャンプアマチュアスポーツのメッカにすることによる経済効果は、プロ野球チームやアマチュアスポーツのチーム等が糸満市でキャンプをした場合、大型ホテルを始め、スポーツロッジ糸満等に宿泊することと、またマスコミ等で取り上げられるなど、多くの観光客の誘客につながり、道の駅いとまんを始め、観光関連施設等への経済効果があるものと思われます。 次に小項目2の韓国球団ヒーローズ宮古キャンプについてでありますが、韓国プロ野球球団ヒーローズが来年1月15日から30日までの間、宮古島市の下地球場で1軍の投手陣17人の春季キャンプが予定されると聞いております。ヒーローズ以外にもオリックスや阪南大学などのプロ、アマの球団がキャンプを予定しているとのことでありますから、宮古島市にとって大きな経済効果があるものと考えます。 次に小項目3、韓国球団のキャンプを受け入れる考えがあるかについてでありますが、本市に雨天練習場はありませんが、来春の1月から3月にかけてJR東日本を始め、國學院大學、神戸学院大学、金沢学院大学、帝京大学、宇土ビクトリーが西崎球場での合宿を予定しております。現在、韓国のプロ野球球団のハンファ・イーグルスから西崎球場を利用したいとの問い合わせがありますが、前述のごとく、来春の西崎球場の日程は予約で埋まり、空きがありませんので受け入れは無理だと考えます。 続きまして件名6、指定管理者の指定について。指定管理者の選定についてお答えいたします。指定管理者選定の主な経緯については、平成21年10月1日付で指定管理者選定委員会設置要綱の制定、10月15日に指定管理者選定委員の選任と第1回選定委員会を開催し、募集要項、管理運営基準、審査基準等の確認設定。10月19日に指定管理者募集の告示をし、商工会ほか6団体に会員への周知依頼、そのほかにFMたまんによる周知と広報いとまん11月号による周知、11月2日から申請を受け付けて、11月16日に締め切り、11月18日に申請のあった3団体の申請書類を各選定委員へ事前配布、11月25日に第2回選定委員会を開催し、申請者のプレゼンテーション、質疑応答、評価、優先交渉権者を選定しております。その結果を受けて指定管理者候補者を決定しております。 ◎建設部長(国吉真光君) 玉城和信議員の御質問、件名4、プロ野球キャンプについての小項目1、プロ野球キャンプアマチュアスポーツのメッカについてお答えいたします。 雨天練習場以外での整備費の比較についてでありますが、現在、西崎陸上競技場の3種公認化及び来年の高校総体に向け、西崎総合体育館の防水、音響設備、照明設備、壁等の補修工事に取り組んでいるところであります。またアマチュアスポーツの振興については、現在の施設で対応は可能だと考えており、新たな施設の整備は考えておりません。 ◎教育委員会総務部長(大城英孝君) 玉城和信議員一般質問にお答えいたします。 件名5、糸満南小学校移転の学校建設について順次お答えいたします。小項目1、エコ時代にふさわしい学校建設について。幼稚園舎の基本設計の中では、自然環境との共生を目指し、幼稚園全体を遊具ととらえた建物やビオトープなどの整備をいたします。また外部からの輻射熱が建物内部に影響を与えないような勾配屋根や断熱材の設置、天井裏換気口を多く取り入れるようにしております。小学校校舎の基本設計においてはエコを意識しまして、西日対策、通風を考慮して建物を東西に配置し、より多く自然の通風、採光を取り入れるようにしております。さらに日射制御のため、ルーバーや屋上には断熱材の設置、それから自然換気と自然採光を取り入れるトップライト等を設置しております。環境教育の教材用としまして、太陽光発電設備を導入してまいります。 小項目2、将来を見据えた規模でございますが、国庫補助事業の面積の基準は開校予定年度の平成23年5月1日のクラス数が面積の基準となっております。現在の基準は多目的スペースや新世代学習室が加算できるようになっておりますので、加算面積の上限枠いっぱい申請をして認定を受け、事業を進めてまいります。さらに将来の増築スペースとして、校舎と併設した箇所に2階建てで8教室分を確保してあります。 小項目3、メンテナンスに金がかからなくなるような建設についてでございますが、修繕・補修等による仮設費の縮減のため、建物を2階建てにしております。使用資材及び設備仕様におきましては、防錆性の高い材料、設備機器や、修繕等が発生した際にも個別に対応できるような材料や単独型のシステム設備の設計をしております。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時53分)(再開宣告午前10時55分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◆17番(玉城和信君) 4件目のプロ野球キャンプについてでありますけれども、経済効果についてアマチュアとプロとの比較についてお聞きをしたいと思います。 それと雨天練習場以外の整備費については答弁漏れですね、この答弁漏れを答えていただきたい。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時55分)(再開宣告午前11時01分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。
    建設部長(国吉真光君) プロ野球キャンプを誘致する場合とアマチュアスポーツのメッカとしての振興を図る場合の比較ということでございますが、プロ野球の誘致についてはまだ決めておりませんので、その件についての比較とアマチュアスポーツ振興については、施設の新たな整備は考えていないということでございますので、比較はできませんということでございます。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 プロ野球キャンプについての経済効果でございますけれども、りゅうぎん総合研究所で効果を調査しておりますけれども、9球団で62億円、ですから7億円近くの平均となるんでしょうか。それからアマチュアスポーツについては、感覚的にはプロ野球のキャンプよりは経済効果は低いだろうと予測はしております。ただ、アマチュアスポーツのキャンプについて経済効果を積算した資料が見つかりませんので、その比較ができていないというのが現状であります。 ◆17番(玉城和信君) まず政局についてなんですけれども、市長、普天間、辺野古問題でありますけれども、その件について国会議員の皆さんはこれまでは県内容認、辺野古容認という形をとっておりました。そういう中において、去る選挙においては容認派の西銘さんを応援したと私は思っておりますけれども、その件についての普天間問題との関連はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時04分)(再開宣告午前11時04分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 今回、西銘さんを応援したということで、その観点から普天間問題についてはどうかという御質問だろうと思いますけれども、基本的に普天間問題も確かにありますけれども、ただそれは支持する一つの理由でありますし、それ以外の部分もあります。したがいまして当然、それだけの話で西銘さんを支持したということではないと考えております。 ◆17番(玉城和信君) 私は、仲井眞知事、名護の市長も含めてなんですけれども、やっぱり世論が辺野古じゃないという方向に向いていくと、この方向に流れていく。これは一つの大衆迎合といいますか、自分の信念がないことなんじゃないのかなと思って非常に残念なんです。これまで自民党の皆さんは13年間もこの普天間問題が解決できなかった。今動き出そうとしている、わずか3カ月です。そういう中においてまた批判をすると。だがしかし、国民の世論は辺野古じゃなくて国外だということになっております。そういうことを考えますと大衆迎合ということにもなりかねないと。だが市長はそういう政局の問題だけじゃなくて、市長みずからこれからのものの考え方というのは、自分の信念を持って市政運営をやっていただきたいということが私の思いであります。そういう意味においては、これからいろんな問題が起こります。その問題が起こったときに、私はこういう方向で行きますという強い信念を持ってこの方向性を示してやっていただくことを私は望みます。 次にマニフェストについてでございますけれども、前回のマニフェストについてと同じで、今回も同じでございます。前回、マニフェストについて不明だということでありましたけれども、今回この件について不明な点については何かということを担当の職員には聞き取りの中では言いました。私はこの不明のことについてどのようなものがあるかということをお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時07分)(再開宣告午前11時07分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎副市長(杉浦友平君) 玉城和信議員の再質問にお答えいたします。 マニフェストを含みます施策の評価というものは、その目的の優先度、緊急度、あるいは施策の効果性、効率性でもって行うべきものと考えております。例えば先月実施されました国の事業仕分けにおいても同様な手法で行われたものと考えています。国や自治体の施策は、ある政策目的の実現のために行うわけです。施策はその目的達成のための手段ということになりますけれども、その政策目的が何なのか、あるいはその目的が達成したときに…、施策が効果的なのか、あるいは効率的に行われているかということについては、制度設計が明らかにされないと評価はできないと思っております。例えば子ども手当につきましては、この目的が何なのかというのも明らかになっていないような気がいたします。所得の再配分になっているのか、あるいは少子化対策なのかという点がまだ明確になっておりません。地方負担を導入するのか、あるいは所得制限を入れるのかというのもまだ明らかになっておりませんので、そういう制度設計が明らかにならない時点で、あるいは政策目的が明確になっていない時点でやはり評価、コメントをするのはいかがなものかという気がいたします。ということでコメントは差し控えたいという答弁をしたいところでございます。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時09分)(再開宣告午前11時10分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎副市長(杉浦友平君) 再質問にお答えいたします。 すべてを答えることは難しいと思いますけれども、例えば公立高校の無償化につきましても、所得制限の導入の有無についてまだ決まっておりません。それから現に今、公立高校については既に全体の1割程度、減免制度を導入しておりますので、それとの整合性をどうやって図っていくかというのも明らかにされておりません。医療、介護の再生につきまして、あるいは介護労働者待遇改善につきましては、やはり介護労働者の具体的な施策が前政権からどれくらい新たなものが出るかまだちょっと明確になってない、個別な話が明らかになっていないような気がいたします。それから農家の戸別所得補償につきましても、米についてモデルケースで導入するという話が出ておりますけれども、その財源をどうやって確保するかということについても明確になっておりません。それから暫定税率の廃止につきましては、これもその代替措置、あるいは地方負担をどうするかという話についてまだ議論されているところと考えています。高速道路の無料化につきましても、同様にその目的等が明確にされておりませんし、その財源の代替措置がまだはっきりしていないんじゃないかと思っております。雇用につきましても雇用保険の拡大について…。基本的に多くの話、財源の話になってしまうんですが、無駄を排除して財源を出すという信念は非常に私、正直言って評価するところでございますが、実際の予算編成過程でまだそこまで財源がはっきりしていない状況でございますので、その段階でやっぱりコメントをするのは少しまだ時期が早いのかなという気がしております。以上でございます。 ◆17番(玉城和信君) 今、皆さん、私は不明な点を聞いたんですけれども、不明じゃなくて、わからない点だと思うんですよね。不明という、つまり皆さんは非常に言葉の使い方が問題だと思うんです。市長は不明と言いましたよね、覚えていますか。不明と言いましたね。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時13分)(再開宣告午前11時16分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 9月議会において、制度等が不明なためというような答弁をさせていただいております。 ◆17番(玉城和信君) 制度等が不明ということで見解を控えたいということなんですが、見解という言葉は、私は不明であろうが何であろうが見解は述べられると思うんです。そういうことで見解を述べていただきたい。 ◎市長(上原裕常君) 再質問にお答えします。 今、見解を述べよというお話でございますけれども、先ほども副市長のほうから答弁させていただきましたように、制度そのものがしっかりしていない、財源的な部分がまだわからないというような状況の中でその見解を述べることはできません。 ◆17番(玉城和信君) 私は先ほどから言葉について言いましたけれども、不明な点があるから差し控えたいという言葉でございますけれども、見解という言葉ですね、不明であろうがなかろうが見解を述べることはできるんです。それを述べないということは、私はちょっと勉強不足じゃないかなと。見解の意味がわかっているのかなと、見解という意味は何ですか。皆さんが考えている見解というのは。 ◎市長(上原裕常君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 見解というのはどういったことかということでございますけれども、それは一つの次元事象といいますか、それに対してそれぞれの立場からの考え方という部分が見解だろうと考えております。今回の質問につきましては、我々の考え、基本的なスタンスとしましては、やっぱり一つの事例に対しまして、当然そういった制度設計、あるいは財源、そういったものがしっかりした上で、それが妥当なのかどうかという観点から判断をしていきたい。その上で見解を述べたいということでございます。 ◆17番(玉城和信君) 先ほども冒頭で申し上げましたけれども、国の形が変わった、国の政権が変わったということは、これからものの考え方、見方を変えていかなければ糸満市のためにならないんです。そういう面ではこの民主党のマニフェストをきちっと把握し、そして不明な点があったらこの不明な点はどうなのかということできちっと勉強をして、そのことによって糸満市の予算獲得、その他将来施策をどういうふうにつくるかということ、政策も、施策も含めてなんですが、そういう考え方に立つべきだと思うんです。そういう意味で私はこのことについて、新議員から言わすればしつこいなということも言っているようでございますけれども、私は決してしつこいとかそういう意味じゃないんです。本当に糸満市の将来を考える場合には、このマニフェストをきちっと理解していただきたい。そしてこれからの国政が民主党に変わったわけですから、そのことについても理解をして、この糸満市の将来像をつくっていただきたいということを考えてここで質問をしているわけでございます。次に移ります。 3件目でございます。裕常市長の元気と笑顔ということでございますけれども、この元気と笑顔ということについてですね、まずいつも思うことは、役所の庁舎内に入って、職員の皆さんが本当にすぐぱっとあいさつをしてくれるのかなといつも見ているんです。そして笑顔かなということも見ます。だがしかし、今の糸満市役所の中で私は職員のあいさつが十分に行われているというふうには見受けることはできないんです。その点について市長はどのようなお考えをお持ちかお伺いをしたいと思います。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時20分)(再開宣告午前11時20分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 和信議員がどういう形で受けとめられたのかよくわかりませんけれども、基本的に先ほども総務部長のほうから答弁させていただきましたように、職員にはそういった形で徹底するように指示しております。そういった部分でもし不足という部分があれば、再度指示をしていきたいと思っております。 ◆17番(玉城和信君) 私はこの件については、本当に期待をします。これから特に総務部長が中心になってやるかと思うんですが、職員においてはあいさつはもちろんのことでございますけれども、笑顔で、市長はどっちかというとカマジシクーヤーと思ったんですが、こういう顔を見るとまた笑顔がすてきだなということも感じられるわけでございます。そういうことでこれからも今の総務部長の顔のように笑顔で頑張っていただきたい。また部長、これからの職員に対するあいさつ、笑顔の考え方についてどういう方向で進めるか再度お聞きしたいと思います。 ◎総務部長(城島栄君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 職員のあいさつが少ないんじゃないかという御指摘でありますけれども、そういうことであるんであれば、ぜひ徹底して職員のほうにも、市民が来ましたら、お客さんが来ましたら積極的にあいさつをするようにという指導もやっていきたいと思います。市長のほうが大きな政策として「糸満市に元気と笑顔を」ということを掲げております。その政策を実行するのが我々職員と思っていますので、ぜひ笑顔で業務ができるように頑張っていきたいと思います。 ◆17番(玉城和信君) 4件目に移ります。プロ野球キャンプ経済効果についてでございますけれども、アマチュアスポーツの件についての経済効果ということを前回の議会でも調査はしていないということでございましたけれども、経済効果についてアマチュアに関する調査をしていただきたいのでございますが、いかがでしょうか。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 経済効果につきましては、直接効果あるいは波及効果、いろいろ1次から3次とかいろいろありますけれども、これ結構専門的な知識を要することと、それと広範な調査が必要であります。ですから私どもの中でそういう調査をするスタッフが今のところおりませんので、経済効果を積算することは考えていないということであります。 ◆17番(玉城和信君) 先ほどプロ野球キャンプは7億円の経済効果があると言いましたけれども、アマチュアについては全くゼロなのか、それとも1億円ぐらいなのか、5億円ぐらいなのか、おおよそどの程度かということはお答えできますか。 ◎経済観光部長(山城茂範君) アマチュアといいましても、そこで滞在を結構するわけですから、直接的な効果として1点目に宿泊費があるわけですけれども、確実に経済効果はあるとは思います。ただ、おおよその数字も今私どもで把握をしているわけではありません。 ◆17番(玉城和信君) 私はこのおおよそというのは、直接の分は出せると思うんです。この関連の分についてはなかなか出しにくいとは思うんですが、直接の分について幾らぐらいか、今わかりますか。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 経済効果というのは年間を通してお聞きしていると思いますけれども、その人数とか、すべて把握しないといけませんので、今ここでお答えできないのが現実であります。 ◆17番(玉城和信君) 残念でありますね、これは出てはいるんですね。宿泊料金、またその他、使用料とか等々、たくさんあるんです、出てはいるんです。ですから出ているものはきちっと把握して、ただ、関連についてどうかということは私は問いませんけれども、おおよそということについてはひとつ調査をして、次の議会までにはきちっと答弁できるようにしていただきたいと思います。 次に教育効果についてでございますけれども、教育長、プロ野球のキャンプについても述べました、アマチュアも述べましたけれども、じゃあどっちが何対何でいいのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時26分)(再開宣告午前11時26分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎教育長(上原武君) 再質問にお答えします。 正直言って、どのような形で答えていいか戸惑っています。比較が非常に厳しいと思います。 ◆17番(玉城和信君) それでは、どちらがいいと思いますか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時27分)(再開宣告午前11時27分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎教育長(上原武君) 再質問にお答えします。 私は、糸満市内の子供たちを預かる教育長ですので、アマチュアとしてのそういう効果のほうに大きな期待をします。 ◆17番(玉城和信君) 教育長は、プロ野球キャンプよりはアマチュアのほうが効果があるということでありますが、市長はいかがでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時28分)(再開宣告午前11時29分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 再質問にお答えいたします。 プロ野球とアマチュアスポーツ、どちらが教育効果は高いかという御質問でございますけれども、非常に難しい話で判断に困りますけれども、基本的にはやはり同様ではないかと。アマチュアスポーツのほうも野球教室の開催などをしておりますので、そういった意味では特に差があるというふうには考えてはおりません。 ◆17番(玉城和信君) じゃあ同等という考え方で理解していいでしょうか。 ◎市長(上原裕常君) 再質問にお答えします。 そのとおりでございます。 ◆17番(玉城和信君) 指定管理者についてですけれども、この問題については、法人かその他の団体ということでありましたけれども、法人かその他の団体とは何を指しているのか。具体的にお願いします。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 法人とは一般的に、当然法人登記をした組織であります。その他の団体というのは、法人以外の団体という位置づけをしておりまして、例えば任意団体でも構いませんよということであります。 ◆17番(玉城和信君) それじゃあ、その意味は個人でなければいいというだけのことですね。 ◎経済観光部長(山城茂範君) そういうことであります。 ◆17番(玉城和信君) ここで落ちたといいますか、2社は落ちているわけですが、この2社を含めて3社の評価表というのがありますか、選定委員会においての。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 評価は項目別にやっておりますから、当然、点数でもって比較をした表があります。 ◆17番(玉城和信君) この件については公表できますか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時33分)(再開宣告午前11時36分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 委員会でも資料として提供したのがあるんですけれども、それは選定結果であります。その中には審査基準の1から4までの、それぞれの委員ごとじゃなくて、トータルの点数を資料としてお配りしてあります。ただ、公表しているのはあくまでも選定委員会で、優先交渉権者として決定された部分に限っております。公表については、個別名称を省いた形でさせていただきたいと考えております。 ◆17番(玉城和信君) 私が危惧するのは、これまでやっていた業者の皆さんが応募しない。そして結果として11月5日に登記した会社が受けたということになると、何か出来レースだったんじゃないかなと危惧されるのも自然であると思うんです。そういう面で私は聞いているわけですけれども、公表できるのであれば、こういうことがなかっただろうと思うんでありますけれども、少し心配ではあります。次に移ります。 7件目でございます。この件につきましては、今、役所の職員が対応しているということでございますけれども、あと1人ふやすには160万円必要だと。そうなりますと役所の職員が対応するにはそれなりの時間がかかっているんです。役所の職員の人件費というのは、かなり高いと思うんですね。臨時と比較した場合には3倍ほどになるかと思いますけれども、そういうことを考えた場合にサービスという面ではあと1人ふやしたほうがいいんじゃないかと思うんですが、そういうサービスの面でどうなのかお伺いしたいと思います。 ◎総務部長(城島栄君) 和信議員の再質問にお答えいたします。 電話交換を今1人でやっていますけれども、電話交換のほうが他の業務、案内業務と一緒ですから、案内業務に行ったときとかになると、それは当然電話対応できないものですから、各課の職員がとるということでありますけれども、外線から代表番号に来たときには電話交換手がとるというのが基本でありまして、基本的に職員がとるということではないんです。ですから基本はその電話交換手がとるわけですから、それ以外について職員がとるということで、頻繁に職員がとっているわけではないというふうに理解していただきたいと思います。 ◆17番(玉城和信君) 電話だけを対応しているわけではないですよね、総合案内というのは。総合案内が電話だけ対応しているわけでしたらそういうことでもありますけれども、今、郁子議員からもお話がありましたけれども、いつも職員がとっているというんです。私もそういう記憶があるんです。10回かけて1、2回は総合案内がとったかなということなんですが、総務部長、そういうことをいいますと比率はどのくらいですか、職員がとるのと案内がとるのと。 ◎総務部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 役所の業務というのは多岐にわたっているわけですから、一般市民は代表にかけざるを得ない場合があるかもしれませんけれども、基本的に新庁舎に移るときに、前の古い庁舎においては代表番号にしか電話はつなげなかったわけですけれども、ここに移ったときに各課に直通の電話を配置したわけです。ですからこの比率は調べていませんけれども、基本的に外線からかけるときに、目的がはっきりしている、用事がはっきりしているのであればその課に直接かけるという方法をとっていますので、すべてが電話交換手を通じないと各課につなげないというわけではありませんので、その一部を電話交換が補っているということで考えております。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時41分)(再開宣告午前11時41分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎総務部長(城島栄君) 大変失礼いたしました。職員と電話交換手が何対何でとっているかにつきましては調べてございません。 ◆17番(玉城和信君) 私は電話帳を見ていないんですけれども、電話帳には糸満市役所の代表番号しかないんじゃないですか。そのほかの部、課ありますか。 ◎総務部長(城島栄君) 電話帳に各課の番号を記載しているかということでありますけれども、全課とも記載をされております。 ◆17番(玉城和信君) 一般的に役所に電話するときには代表番号にすると思うんですね、そういう面で私はそういうことを言います。そして今、はっきり私も郁子議員と同じ意見です。そういうふうに電話した場合、ほとんどもう、80%、90%、職員がとるんです。交換手がとったときには安心します。というのは職員がとった場合は何回もあっち行ったりこっち行ったりさせられている。途中で切れた場合もあります。そういうことがあるから私はここで、本会議の場で取り上げるということ、それぐらいの問題なんです。そういう面で市長、私は思うんですが、この件についてあと1人配置したほうがいいんじゃないですか。そのことによって市民サービスはよくなります。そのことによって糸満市の市長はよくやっているなと、糸満市役所に電話したらすぐ通じるなと、糸満市役所はすばらしいということになるんじゃないでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時43分)(再開宣告午前11時43分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 再質問にお答えいたします。 臨時職員を採用して対応したらどうかという御質問でございますけれども、基本的にシステムを変更した当初においてはいろんな苦情もあったということでございますけれども、現時点においてはそういった苦情もほとんどないという状況でございます。したがいましてまた苦情がふえればその段階で検討はさせていただきますけれども、現時点においては現行のまま実施していきたいと考えております。 ◆17番(玉城和信君) 苦情がないというのは、もうあきらめなんですよね。苦情がないのとあきらめを勘違いしているんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時44分)(再開宣告午前11時44分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎総務部長(城島栄君) 市民のほうがあきらめているんじゃないかというお話でありますけれども、先ほども答弁しましたけれども、かなり職員のほうが電話の切りかえについて定着してきているということで、市民からの苦情が減っていると理解しております。 ◆17番(玉城和信君) 私は職員がとるのも結構でございますけれども、そのたびに嫌な思いをしたことが何回かあります。そういう面では総合案内ということで、役所の入口で、いらっしゃいませということで、役所を訪ねる方々に説明しているわけですから、その人がすべて電話対応できるわけではないんですね、それはわかりますね。そういう面で私は言っているんです。そういう面で市長の考え方について、市長、本当にいい方向に向くと思います。決して悪いことを提案していると思いません。糸満市のためにやっているんです、私は。新議員、さっきからいろんなやじを飛ばしているんですが、あなたが言うようにへ理屈を言っているんじゃないんです。そういうことでぜひその件については総務部長、案内がとるのと、職員がとるのと、比率というのか、おおよそで結構ですからとっていただきたい。そしてまた判断をしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時45分)(再開宣告午前11時46分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎総務部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 この比率のお話でありますけれども、自動的に切りかえるようにはなっておりますけれども、それが数字としてあらわれてこないということがありまして、その何対何という比率については非常にとりづらいというところだと思います。 ◆17番(玉城和信君) そういうことを言わないで、そばにだれかいてですね、それをチェックすると、1日何時間かチェックするというのも一つの方法なんです。それをやることが市民サービスだと思いませんか。システムができないからやらないというのは、おかしいと思います。そういうことでもやって、私はこのことについて検討していただきたいと思うんですが、それまでやりませんか。 ◎総務部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 市民サービスのお話がありますけれども、今のままでそれほどまでに迷惑はかかっていないと考えていまして、数字についてあえて比率をとるということは考えておりません。 ◆17番(玉城和信君) 次に公社の問題でございますけれども、平成21年度3億3,424万円の純利益が生まれるということなんですけれども、それについて市長どうですか、この感想は。 ◎市長(上原裕常君) 再質問にお答えいたします。 感想と言われても、急に振られたものですから何をしゃべっていいのかわかりませんけれども、ただ、しっかり公社のほうでも販売に努力したという感を持っています。 ◆17番(玉城和信君) たしか副市長が理事長だったと思うんですが、やはり理事長がかわるとこういうふうに変わるものなのかなと、きのうの長嶺議員のお話じゃないですが、非常に優秀な方だと言われているということでございますが、副市長として、また理事長として努力したものはどういうものに努力したとお考えですか。 ◎副市長(杉浦友平君) 玉城和信議員の再質問にお答えします。 正直言いまして、私、公社の理事長を兼ねておりますが、席に座ったことはまだなくて、会議、あるいは調整のときに公社のほうに行っております。特に4月に入りましてから、住宅あるいは近隣商業地域についても、取引業者に対する助成措置等、あるいは取り引きの手数料の率の引き上げ等、そういう民間の宅地業者があっせんといいますか、仲介しやすいような仕組みづくりをつくった成果が出てきているのかなと考えております。 ◆17番(玉城和信君) 再度お聞きしますが、平成21年度の売り上げは幾らですか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時49分)(再開宣告午前11時50分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 先ほども答弁いたしましたけれども、12月15日現在で2億9,022万3,000円でございます。ちょっと休憩お願いします。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時50分)(再開宣告午前11時52分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 3億7,434万1,000円でございます。 ◆17番(玉城和信君) ちょっとさっきから変だなと思っているんです、私は。何でこれだけの売り上げだったのに、3億円余りの純利益が見込めるのかということなんです。これ純利益の出し方というのは、どういう出し方で純利益が出てくるんですか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時53分)(再開宣告午前11時54分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 先ほど申し上げましたのは、平成21年度の純利益が見込まれますということで3億3,424万7,000円というふうに申し上げました。 ◆17番(玉城和信君) 潮崎のほうが3億円で、じゃあ西崎のほうは幾らなんですか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時55分)(再開宣告午前11時55分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 第4次の工業用地ですけれども、3億736万9,000円でございます。それとマリノベーションの部分がございますので、これは771万5,000円ということで、あと企業用地の部分で9,670万1,000円が西崎のほうでございます。以上です。 ◆17番(玉城和信君) 潮崎のほうについてなんですけれども、非常に私が危惧するのはですね、この奨励金というんですか、助成率というのがかなり高くて20%から25%、30%ということになっていますね。それは不自然じゃないかなと思うんですね。普通、不動産は3%なんです。それで不自然じゃないかということをお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。
    ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時56分)(再開宣告午前11時57分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 助成金については、販売促進のためでございまして、公社の理事会等で決めておりますので、我々としては、企画開発部としては公社が収益を上げるためにやっていることでございますので、後は公社の理事会で決めていただきたいと考えています。 ◆17番(玉城和信君) 公社については頑張っていけばいい結果が出るということでありますけれども、私は市長が第二の夕張予備軍発言を撤回していくならば必ずや売れるものだと、もっと売れるものだと信じております。ただしかし今の段階でやらないので残念でありますけれども、これからですね、市長、マニフェスト、政局の問題等々いろいろ言いましたけれども、ひとつ国政の問題についても勉強していただいて、糸満市の将来のあり方、そういう方向性をきちっと見据え、市民のために頑張っていただきたいと思います。私もまた民主党の一員として鳩山総理大臣のもとで頑張っていくことを決意して一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時59分)(再開宣告午後1時02分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◆11番(伊敷幸昌君) 一般質問を行う前に、去る11月15日に行われました選挙で2期目の関門を突破し、これから4年間、議会活動ができますことに対し、市民に対し、厚くお礼を申し上げます。それでは一般質問を行います。通告書の訂正をお願いいたします。1件目、2件目の「交通安全」の次に「対策」を挿入お願いいたします。それから1件目の小項目3、「字名城内」の次に「旧国道331号との」の挿入をお願いいたします。そして3件目の公共施設の借用については、取り下げいたします。それでは一般質問を行います。 件名1、真壁名城線の交通安全対策について。小項目1、字伊敷内道路の速度制限について伺います。本件は、真壁から名城バイパス間の道路整備により、近年、伊敷集落内の交通量がふえ、集落内の子供たちやお年寄りを含む住民が交通事故の危険にさらされている。ダンプカー等がかなりの速度を出しており、伊敷集落内の交通安全対策が急務と思われるとの内容で、10月20日に行われた地域懇談会への要望として伊敷自治会より提出された件であります。人身事故がきょう、あすにでも発生するかもしれない切実な緊急事態であります。早急に対処すべきだと思いますが、見解を求めます。 小項目2、轟のごう近くへの信号機の設置について伺います。本件は、国道331号バイパスと市道真壁名城線、伊敷入り口の交差点であります。国道331号は一直線で幅員が広く、速度オーバーの状態で車両が通行している。また交通量も多いため非常に危険な道路であります。特に国道331号を挟んで名城から伊敷間を耕運機で横断するには時間がかかるので、交通状態を予測するのが困難であります。この件につきましては、平成19年6月議会にも一般質問を行いましたが、改めて質問を行います。前西平市長の答弁によりますと、「当該交差点の事故防止につきましては、国道331号バイパスと市道真壁名城線の南部国道事務所との取りつけ協議の中で、信号機による交通制御を行うことになっておりますので、真壁名城線整備事業の完了までには信号機を設置できるよう、県公安委員会と協議を行っていきたいと考えております」と答弁をしております。既に真壁名城線の整備事業も完了し、今年中には供用開始の予定であると担当者から聞いております。県公安委員会との協議はどうなっていますか、答弁を求めます。 小項目3、字名城内旧国道331号とのT字路について。当該場所は、市道真壁名城線が旧国道331号に交差する名城側の交差点であります。南部病院への通院、畑仕事などに利用する生活道路でありますが、主に車を運転できない人たちが徒歩によりよく利用している交差点であります。以前は歩道だった場所を真壁名城線の道路整備事業により、幅員が広い道路がつくられたために横断するのが困難で危険であります。横断歩道及び信号機は設置するのか伺います。 件名2、真壁小波蔵線の交通安全対策について。小項目1、字糸洲東側交差点の信号機について伺います。当該交差点は、三和中学校、真壁小学校への通学路であり、また三和郵便局、農協三和支店に通ずる生活道路で、国道331号と真壁小波蔵線が交差する場所であります。国道331号は交差点近くで急なカーブになっており、見通しが悪い上に幅員が広いので、車両も速いスピードで通過するために大変危険な状態であります。信号機は設置されていますが、国道331号を優先に設定されているので、真壁小波蔵線から国道331号を横断するのが困難な状態であります。早急に安全対策をする必要があります。どのように認識しているか見解を求めます。 件名4、沖縄県水産海洋研究センターの移転について。本市は、漁業のまちとして長い歴史を誇り、県内外にその名をはせ、本県水産業の先導的役割を果たしてきたことは御承知のとおりであります。県では水産資源の維持培養、海の自然環境保全、つくり育てる漁業の推進、社会経済情勢の変化等に対応した先端の水産技術の研究開発と改良普及が必要であるとし、平成14年3月に沖縄県水産試験研究体制整備構想が策定されております。その中で老朽化が著しい現水産試験場の移転整備が必要であるとされております。本市が大きく発展するには産業を創出することが必要であると思います。このことは市民からよく聞く話であります。県水産海洋研究センターを喜屋武地区に移転することにより、海洋深層水を利用したタラソテラピー、海洋療法のことですけれども、そして農業、漁業、医療、化粧品等の分野で、沖縄本島で唯一の新たな産業が創出されて雇用の拡大に伴い、地産地消等の経済波及効果が発生し、地域の活性化、市の発展につながるものと思っております。本件の誘致要請等の経過によりますと、平成9年に県・南部市町村連絡会議へ南部市町村会より要望書の提出に始まり、これまで合計29回の要請行動を行っております。その結果、去る11月の新聞に、「県水産センターは糸満」と掲載されました。内容を見ますと、「県の有識者検討委員会は19日、同市喜屋武を移転先として県に答申する方向で最終調整に入った。12月中旬の委員会で答申案を最終決定する。県は答申を受け、本年度中に移転先を最終決定するが、特別な事情がない限り答申どおりとなる見通し」とあります。新聞報道のとおり計画は進んでいるのか。その進捗状況について伺います。 そして新聞報道を見て安堵してはいけないと思っております。決定の瞬間まで要請活動は行うべきであります。計画どおり進んでいないときのことを考慮して質問をしますけれども、小項目2、早期移転に向けて、今後の行動計画はどうなっていますか伺います。 以上、あとの質問につきましては、自席より行います。 ◎市長(上原裕常君) 伊敷幸昌議員の件名4、水産海洋研究センターの移転について、順次お答えをいたします。 まず1点目の進捗状況についてでございますけれども、市においてはこれまで県との情報交換に努め、その中で懸案事項として取り上げられた移転用地の確保を確実なものにするため、喜屋武区民の合意形成や地権者説明会、さらには地権者からの用地売買への同意取りつけ作業に取り組んできたところであります。その成果をもとに、地権者の同意書や市の今後の取り組みを示す文書を県へ提出しています。今後は喜屋武移転への最終決定に向け、県や地権者との情報交換を密にし、市民各層からなる移転促進協議会や喜屋武区民との連携を踏まえ、移転実現に万全を期してまいりたいと考えております。 次に小項目2、今後の行動計画についてお答えをいたします。県においては4回の有識者検討委員会が開かれ、移転候補地選定の結果を年内に県企画部長に答申し、年度末までには県知事が最終決定する段取りになっていると伺っております。市においては関係団体と連携し、県知事への要請活動を展開するなど、喜屋武地域移転への最終判断の後押しをすることも視野に入れ、今後の行動計画を組み立てていきたいと考えております。また県との情報交換を密にし、喜屋武移転の情報が確実なものと判断した場合には、用地取得や工事搬入道路の整備に向け、庁内体制の強化を図ってまいります。 ほかの御質問につきましては、関係部長のほうから答弁させていただきます。 ◎市民部長(金城義朗君) 伊敷幸昌議員の御質問、件名1、真壁名城線の交通安全対策について、小項目1から3まで順次お答えいたします。 小項目1、字伊敷内道路の速度制限についてお答えいたします。当該市道真壁名城線は道路整備がなされ、利便性が図られた道路となっておりますが、反面、伊敷集落内の交通量がふえて、通行人や地域住民の安全対策としてスピード規制等の標識を設置する必要があると認識しております。規制標識等の設置については、地元の意向を踏まえ、所管であります糸満警察署へ平成21年11月19日付で要請をしております。 続きまして小項目2、轟のごう近くへの信号機の設置についてお答えいたします。同交差点は、市道真壁名城線が全面開通することにより、交通量が増加するとともに、近年、平和学習目的の観光バスが国道沿い、市道沿いに駐車するため、見通しが悪くなる場合もございます。事故防止の観点からも信号機の必要性は認識しており、平成21年11月11日付で所管であります糸満警察署へ信号機の設置要請をしております。なお、建設部が行った国道との交差部分における糸満署との協議において、信号機の早期設置については厳しいとの回答があったとのことでございます。 小項目3、字名城内旧国道331号とのT字路について、横断歩道及び信号機の設置についてお答えいたします。御指摘の当該T字路につきましては、交通量の増加が予測されることから、一時停止線及び横断歩道については設置済みであります。また信号機設置の可能性について、今後、所管である糸満警察署と協議を行っていきたいと考えております。 続きまして件名2、真壁小波蔵線の交通安全対策について。小項目1、字糸洲東側交差点の信号機についてお答えいたします。御指摘の交差点につきましては、現在、手押し信号機が設置されておりますが、市道から国道へ進入する際、国道を通る車両にスピードが出ているため容易に進入できない状況にあることから、平成18年12月7日付で糸洲集落より事故防止の観点から、センサー付信号機設置要請があり、平成19年1月9日付で糸満警察署を経由して県公安委員会へ文書で要請しております。 ◆11番(伊敷幸昌君) それでは件名1の真壁名城線の交通安全対策の小項目1、字伊敷内道路の速度制限について再質問を行います。 本件につきましては、先ほど述べたとおりでありますけれども、交通量につきまして自治会長みずからが調査した結果が出されております。これを見ますと、1日の車両の通行量として512件、そして特に生コン車につきましては、194件通行をしております。道路が大きくなって利便性は出たんですけれども、逆に危険性のほうが上回っているというのが現状でありまして、今見てみますと、道路はできたけれども、速度制限とか交通安全に対する措置が全くなされておりません。1日に512件も通行しているということは、きょうすぐにでも交通事故が発生する可能性が高いわけであります。糸満署に要請したという答弁はありますけれども、まずできるだけ早いものから。例えば簡単にいいますと、私も通行するとき感じることは、どれぐらいのスピードで走るべきなのか、全く速度標識がないですよね。こういう最低限のものはまず手始めにやっていただかなければいけないことだと思うんです。道路ができて供用開始もしたのに、何の制限もないということ自体がこれはもう異常なんです。そういうことで11月19日にその要請をしたということでありますけれども、再度、要請を追加して、せめて速度標識ぐらいはすぐできるはずですから。できるものから先に設置をするように要請をしていただきたいと思いますけれども、その点につきまして答弁を求めます。 ◎市民部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 現在の伊敷集落等々はかなり道路環境がよくなりましたが、交通安全対策がおくれているのは御指摘のとおりでございます。要請の際にスピード標識等についても、口頭ではありますがやりとりをしています。通常、スピード制限につきましては指定速度であらわされる速度標識がございます。それとあとは法定速度というのがございまして、指定をしていない場合は一般道路であれば、通常車両が60キロで通行できるようになっております。ですから現在、伊敷集落内は法定速度60キロで通行可能ということになりますので、集落内ですから非常に危険だと感じております。それで要請の際にも指定速度についてのやりとりもございまして、集落内においてはやはり30キロということで、口頭での要請は既にしております。 ◆11番(伊敷幸昌君) 制限速度30キロということですけれども、しかし一般の皆さんは30キロと覚えている方は恐らく少ないんじゃないかと思います。そういうことも踏まえまして、わかっているだろうということでは済まされないことでありますので、とにかく一日でも早く設置方に向けて努力をしていただきたいと思います。それからさらに先ほど申し上げましたけれども、生コン車が194回も通行しているということなんです。標識ができるまでにまだ時間がかかるはずです。南成生コンが近くにあります。そういう部分で南成生コンの会社のほうにもそれなりの速度制限を守っていただくよう、特にお願いをする必要があると思います。といいますのも、ダンプカーもそうですけれども、営業用というのは早く用事を済ませようとするのが当然なことだと思うんですね。乗用車とは違いまして、営業用の車両というのは、どうしてもスピードを出す傾向があります。そういうのも踏まえて早急に対策をとっていただきたいと思います。 それから件名2の真壁小波蔵線の交通安全対策についてですけれども、ここは私も何回も通るんですが、要するに市道から国道を横断して真壁方向に行くわけですけれども、ここは先ほど述べましたとおり通学路にも利用されております。特に申し出があるのは、ほとんどが学校への登校につきましては、お母さん方が乗用車を運転して行っているようであります。そういう運転技術の問題もあるかもしれませんけれども、しかしそれとは全く別にして、まずカーブであって、そして見通しが悪いと、それから国道でスピードが出ている。その関係で信号機が二つついているんですね、カーブ対策用の信号機と、それからまた近くになってからの対策ということで、同じ場所に信号機が二つもついているわけです。しかし国道を優先に設定されているために、信号機が赤になるのを見たことがないんです。そういうこともありますのでセンサー式でという話もあるんですけれども、いつ赤になるかもわからない。しかも通勤、あるいは登校の途中ですと、やっぱり慌てていますから、そういう部分でかなり危険な状態であるということをまず認識をしていただきまして、この市道向けの設定の仕方いろいろあると思いますから、その件も考慮に入れて、これも早目に解消していただきたいと思います。ちょっと休憩お願いします。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時27分)(再開宣告午後1時27分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◆11番(伊敷幸昌君) その件について、この信号機の操作ができるのかどうか、まずそれを確認したいと思います。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時28分)(再開宣告午後1時28分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 件名2の糸洲東側交差点の信号機についての御質問でございます。先ほどの答弁にもございましたが、現在手押し信号機がございまして、一応通行の際しか操作できないわけですから、その操作がなければずっと国道優先の信号になるということでございます。 ◆11番(伊敷幸昌君) そのとおりであります。横断歩道向けの押しボタン式の方法でとめるという形になっています。車両の場合、押しボタンを押して、それから車まで戻って通行しなければならないということになるわけです。私も実際にそれをやってみました。ところが押して、車に乗ってドアを閉めたらもう信号が変わっているわけです。そういう状況があるものですから、今そういう操作ができるかどうかということを聞きたいわけです。 ◎市民部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 手押し式信号はあくまでも手動で押した際に作動するというのが従来の構造になっていると思われます。さらにこれを時間差で変更ができるような信号に、いわゆる機能を付加するというようなことの御質問だと思うんですが、これができるかどうかについては、これは確認をしないとわかりませんが、技術的な問題でもあります。今の段階で私のほうでは答弁しかねます。 ◆11番(伊敷幸昌君) この件につきましては、平成19年にも地元から要請が出されているわけですね。その時点で皆さんは調査するべきだったと思うんです。答弁できませんということ自体が、これは怠慢じゃないですか、皆さん。平成19年に出されているんですよ。答弁できないのはもう仕方がないですけれども、とにかくこれもセンサー式にできるはずですから、早急に調査をしてその作業を進めるようにしていただきたいと思います。 次に沖縄県水産海洋研究センターの移転について再質問を行います。これまで新聞とか、あるいは要請書とか、いろいろ目を通していますけれども、中身がわかりにくい部分があります。そこでちょっと説明をしていただきたいんですけれども、このセンターを移転した場合、どういうものなのか。私の見解ではありますけれども、海洋深層水を利用した、先ほど申し上げましたタラソテラピー施設。簡単にいいますと、健康増進センターみたいなものですけれども、そういう施設も付随施設としてついているのか。そしてまた海洋深層水をくみ上げて、どのような分野に、どのようにそれを利用するとか、そういう細かいところまでできているのか。あるいは現時点ではそういうのはないのか、ちょっと説明をお願いしたいと思います。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 施設についてですけれども、県としては現在使っている海洋研究センターの施設ですね、そこで研究しているものをそのままやるということは聞いております。ただ、これからその施設をつくるに当たって、20億円から30億円と言われているものなんですけれども、細かいことについてはまだわかりませんけれども、そこで何を研究したいかということは県から聞いております。これは一部なんですけれども、県水産海洋研究センター試験研究推進構想というのがございまして、これは県からいただいたものなんですけれども、その中で水産資源の持続的利用、これは資源状況のモニタリングと管理技術の開発、栽培漁業技術の開発を研究していく。2番目に地域特性を生かした養殖業の振興においては、養殖技術の改良と開発を研究していく。3番目に沿岸環境の保全で養殖漁場の環境保全、サンゴ礁などの環境保全、希少生物の保護等。4番目に漁船漁業の省力化、省エネ化については、海洋環境のモニタリングと予測技術の開発を行う。漁況予測技術の開発。漁船漁業の省力化技術の開発を行っていくと。そういう技術研究等を行っていきたいと。それらを研究するに当たってはそういう施設も必要だろうという話は聞いております。以上でございます。 ◆11番(伊敷幸昌君) 今、何点か説明がありましたけれども、この件につきましては要請書と、あるいは新聞等にも載っておりますのでわかるんですけれども、今、市民が特に望んでいるのは、海洋深層水を利用した産業の創出、これが地域の活性化、あるいは市の発展につながるという観点から関心を持っているわけであります。先ほど最後のほうがちょっとよくわからなかったんですけれども、この関連施設についてもう少し詳しく説明ができないでしょうか。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時36分)(再開宣告午後1時36分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 施設については先ほどもお話をしましたけれども、まだ概要が明らかになっていないということでございまして、先ほど海洋深層水の話がありましたけれども、県と調整する中で、海洋深層水を取水して、調査研究できないのかという話し合いもしております。ただ、県としては、今現在、海洋深層水の研究については久米島に研究センターがございますので、県としてそれを研究する施設をつくるという計画はないという話はしているんですけれども、これについては今後糸満市に海洋研究センターを誘致できるということであれば、今後それについても県と詰めていきたいと考えています。 ◆11番(伊敷幸昌君) 海洋深層水の取水施設は付随しているのかどうか。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 現在の計画では、海洋深層水の取水施設までは計画していないということでございます。そういうことでありますので、当然、海洋深層水を取るためには今後県にいろいろお願いしたりしないといけないと思っております。その件については位置が決定し次第、その辺を要望していきたいと考えております。 ◆11番(伊敷幸昌君) 20億円から30億円の予算の中には取水施設は含まれていないということですけれども、その件について検討していくという話でありますが、新聞の報道を見ますと、今年度中には決定するということになっているわけです。その中で皆さん方は決まってからどうのこうのするということではなくてまずはこの構想は恐らくできていると思うんですけれども、構想だけでもよろしいんですが、説明できましたら。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 施設の構想についてはまだ県のほうもでき上がっていなくて、これから企画部として来年度予算で要求をしていくということでございます。その中でおおむねこういう構想を含め、基本計画、実施設計を次年度やるということですので、その段階では決まってくると。ただ、先ほどの取水施設については、通常の海水の取水施設は計画されておりますので、それより奥まで、海洋深層水が取れる位置まで取水をしていただけないかという話は現在しておりますけれども、そういう研究は今考えていないということでございますので、この辺のところの方法をどうするのかですね、経費の負担とかいろいろございますけれども、そういうことについて位置が決定すれば県と相談していきたいと考えております。 ◆11番(伊敷幸昌君) 今の答弁では県も計画していないということでありますけれども、これは糸満市に誘致するわけですから、こっちが計画を立てて、今の予算では恐らく足りないと思うんですけれども、今のうちに計画を立てて進めていかないことには話は進まないと思うんです、県の姿勢を待っていてはですよ。そういう部分で、私はもう既にでき上がって、次の段階の話も進められる準備ができているのかなと思って今質問したんですけれども、その点、全く計画はされていないということなんですか、伺います。 ◎企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 現段階では、県が3カ所の場所をある程度決めて、どこに移転しようかという話し合いを持たれているわけでございますので、当然市としては、糸満市喜屋武に誘致したいということが最重要課題でございます。どうしても喜屋武のほうに誘致していきたいということがあって、その条件整備、新聞等にも載っていたと思うんですけれども、先ほども市長からもお話があったと思いますが、その条件整備を現段階はやっていまして、それが決まった後でそういう条件等、どういうものをつくっていくかを県とは相談していきたいと考えております。とりあえずは喜屋武に位置を決めていただくということを考えております。 ◆11番(伊敷幸昌君) すみません、ちょっと誤解が、先ほどから隣の議員から指摘を受けていますけれども、私は現時点で一緒に要請してほしいということではないんです。もう既に決まりかけている、まだ決定ではないんですけれども、決定して後から計画してどうのこうのじゃなくて、ある程度そういう部分も計画の中に入れるべきじゃないかということを聞いているわけであります。一緒にそれも要求しなさいということではないですので、ひとつ誤解をしないでいただきたいと思います。せめて取水施設ぐらいはこの計画の中に入れてほしかったなということであります。もう12月もやがて終わりであります。花火でも打ち上げて前夜祭をやって、実現できることを希望いたしまして、私の質問を終わります。 ◆5番(徳元敏之君) こんにちは。去る11月15日の市議会議員選挙におきましては、多くの市民の負託を受けまして当選することができました。改めてこの場をおかりいたしましてお礼を申し上げます。初心を忘れることなく糸満市発展のために頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは一般質問を行います。 件名1、土地改良事業について。(1)山城・伊原土地改良地区の勾配修正事業について。山城地区においては昭和51年度から昭和54年度に圃場整備を完了し、伊原地区においても昭和62年度から平成7年度には同じく圃場整備は完了しているが、伊原地区においては勾配が急な圃場があるために、大雨のときには土が流され、一部農地としての機能を果たしていない状況がある。そのために生産農家は経済的な損失のみならず、土の流出を防ぐために独自でブロックを積んだり、セメントで囲って土の流出を防いでいるのが現状である。早急な整備が必要であるが当局の見解をお伺いします。また山城地区においても一部勾配修正と畑かん事業を導入し整備する予定だと聞いているが、その事業の進捗状況をお伺いします。 以上で演壇での質問を終わります。 ◎市長(上原裕常君) 徳元敏之議員の御質問、件名1、土地改良事業について。小項目1、山城・伊原土地改良区の勾配修正事業についてお答えをいたします。 降雨時においての耕土流出は、営農はもとより、海への汚濁流出等の影響が大きいことから、早急に取り組む必要性は認識しております。しかしながら改善に向けては多額の費用を要することから、補助事業での対応が必要であります。伊原地区においては農地の勾配修正等を目的に、平成23年度団体営水質保全対策事業採択に向け作業中であります。また山城地区においては、農山漁村活性化プロジェクト事業による畑地かんがいと一部勾配修正を平成22年度事業採択で手続中であります。 ◆5番(徳元敏之君) たしか、もう何年前ですかね、伊原地区においては生産農家と一緒にこの現状を見ているんですけれども、当時部長はだれでしたか、ちょっとうろ覚えなんですけれども、土が流されている現場を見たことがあるかどうかお伺いいたします。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 私で、直接確認したことはございません。 ◆5番(徳元敏之君) 部長は見たことがないということなんですけれども、当時、課長がその現場に行って土が流出をして、一部その土地は本当に2メートルぐらい流されて、現在でも使えない状況ですけれども、その現場を直接部長は見たことがないということでしょうか。現在の状況も含めてお伺いいたします。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 土が流されている状況を直接確認したことはないということであります。現在の状況は確認しております。 ◆5番(徳元敏之君) 部長、現在の状況を確認しているということなんですけれども、現在でも伊原地区に関しては一部土地が、土が侵食というか、流出して使えない状況にあるんですけれども、その現場は御存じでしょうか、お伺いいたしたいと思います。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 現在、現場は見ておりまして、その結果で担当課においては両事業を導入して取り組もうということで今準備をしているということであります。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時50分)(再開宣告午後1時50分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◆5番(徳元敏之君) 流れている状況じゃなくて、流れた後、この土地が侵食された状況は把握しているのかどうかということを聞いているんですけれども。 ◎経済観光部長(山城茂範君) 両地区とも何カ所か、それは結構な面積がありますから、つぶさに見ているわけではありませんけれども、こういうところがあっちこっちにあるよということの確認をしたということです。 ◆5番(徳元敏之君) 部長はそういう状況がわかるということですので、この一部勾配修正事業を入れないことには、この問題は全然解決しないと思うんです。部長、そのプロジェクト事業ですか、何かいろいろメニューがあるんですけれども、それの採択は平成22年度と平成23年度ということなんですけれども、これまでこの事業導入に関することで2年間ぐらいたっているんですが、それに向けて課としてどういう対策をしたのかお伺いしたいんですけれども。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 経過を申し上げますと、山城地区の土地改良はかなり以前にやっておりまして、そのときの基準が最大6%ぐらいの勾配でやられている経緯があります。今の状況からしますと勾配6%ではかなりきついというようなことで、いろいろこれまで県と協議してまいっております。当初、伊原地区と山城地区、一緒にやろうということで県と協議を進めてきたわけでありますけれども、その協議を重ねている段階で両方一地区にしますと、B/C(ビーバイシー)がなかなか導き出せないなというようなことで、その取り組みをじゃあどうしたらいいかということで県とも協議をしながら進めてきたわけでありますが、その際に両方分けてやろうと、そうすることによって山城地区はB/Cの縛りがあるけれども、伊原地区に導入する事業についてはB/Cに縛られないというようなことで事業を分けて、伊原地区は水質保全対策事業を導入して、山城地区については農山漁村活性化プロジェクト事業を導入しようということで、それぞれ分けることによってB/Cをクリアできるという判断をいたしまして、今、1地区は平成22年度採択に向けて、1地区は平成23年度採択に向けて協議中でありますし、大丈夫だろうという県の感触は得ております。 ◆5番(徳元敏之君) 費用対効果の問題があるということなんですけれども、確かに事業を導入するためには費用対効果も大切だと思うんです。しかし伊原地区においては長年雨のたびに土が流されているという現状はなかなか解決できないんですけれども、部長としてこの事業導入に当たり、感触がいいということなんですけれども、これ確実に事業導入できるということで理解していいんですか。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 私どもは通常予算を持って事業執行しておりますので、予算が計上されるまでは確実ということは言えない状況であります。 ◆5番(徳元敏之君) 糸満市は那覇地区以南で大変大きな農地面積を持っているんですが、圃場の整備率、これは平成17年度の資料でしか見ていないんですけれども、まだ50%ちょっとなんですよね。圃場整備、かんがい事業とか取り入れるのは、本当にこれからやっていかないといけないと思うんです。それに向けての部長の意気込みというんですか、この事業は農家の所得向上とそして圃場を整備集約して、機械化導入に向けてより生産力を高めるという意味でも大変大切な事業でございますので、その事業に対する部長の思いをお伺いしたいと思います。 ◎経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 確かに農業の条件を整えるためには、基盤整備事業は非常に基本的なものであります。特に糸満市の南部地域は地下ダム事業が導入されておりますし、そこの有効活用のためにも面整備は早急な課題であります。そういうことで私どもはなるべく面整備を早目にやりたいと、地下ダムにつなげる形でやっていきたいということで、今現在、特に力を入れているのが大度北の改良事業を早目に同意を取りつけて事業採択に向けて取り組みたいということで、取り組んでいる最中でありますので、ぜひ皆さんの御協力もお願いしたいところであります。 ◆5番(徳元敏之君) 本当に地下ダムができまして、農家の皆さんも水が来たということで、この事業に関してはある程度理解をして、同意も大変とりやすい状況だと思います。ぜひ頑張っていただきまして、本当に農家の所得向上と担い手の育成にも頑張っていただきたいと思うんですけれども、この伊原地区の件については同意率も100%近くとっているので、この事業は平成23年度と言わず、平成22年度に採択できるように頑張っていただきたいと思います。優秀な職員がおりますので、部長、ぜひ職員と一緒になって頑張っていただきたいと思います。それで市長にお伺いします。 大変すばらしい部長と職員がいますので、この事業については市長から大きな気持ちでより強く進めていくんだという決意をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時58分)(再開宣告午後1時58分) ○議長(上原勲君) 再開いたします。 ◎市長(上原裕常君) 徳元敏之議員の再質問にお答えいたします。 今、伊原地区の団体営水質保全対策事業、それから山城地区の農山漁村活性化プロジェクト事業については、早急に財源の手当もしていただきたいというような趣旨の御質問だろうと思っています。それにつきましては、今、実施計画、そして予算編成の作業過程にあります。その中で総合的な観点からまた判断をさせていただきたいと思っております。 ◆5番(徳元敏之君) 先ほど申し上げましたけれども、この事業に関しては地下ダムができて、本当に農家の皆さんも喜んでいるので、ぜひ同意率も上げまして鋭意努力して、すばらしい圃場整備ができるよう、そしてかんがい施設も整えて農家の所得向上に努めていただきますように頑張っていただきたいということを申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(上原勲君) 以上で、本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後2時00分)...